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【日本酒ランキング】酒米「白鶴酒造・白鶴錦」飲み比べランキング【十四代・東洋美人など】

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目次

最高級の酒米「白鶴錦」を使用したお酒で一番美味しいのは?

Ryuji

清酒売り上げ国内NO.1企業の白鶴酒造が、あの山田錦の兄弟品種の酒米を完成させた」

このニュースを聞いた時は非常に興奮した思い出がある。

しかも苦労して作った我が子同然のその酒米を、他の蔵元とシェアして意見交換会まで企画するというね。


白鶴酒造の心意気は本当に素晴らしい。

その意見交換会の様子を白鶴酒造がレポートにしてくれているので、是非1度読んでもらいたい↓


「白鶴錦に関する意見交換会」レポート


それぞれの蔵元の代表が話す酒米「白鶴錦」のエピソードが非常に面白く、読んでるだけで思わず飲みたくなってきた。

という事で、この記事では1年ぐらいかけてコツコツ飲んできた10種類の「白鶴錦シリーズ」を、完全なる独断と偏見でランキングにしてみた。


はっきり言って全て美味しくてレベルが非常に高く、全銘柄1位にしたいくらいだった・・・

いつまでたっても順位が決まらないので、味以外にも手に入れやすさや値段なども考慮して順位付けを行った。


中には現在入手困難になってしまったものがあるが、気になった酒は是非とも飲んでもらいたい。

飲んだ酒一覧

桃川 吟醸純米酒 白鶴錦はいまだ飲むことが出来ず…。

飲む機会があったらまた追記します。

■飲み比べた酒一覧(五十音順)■
  1. あたごのまつ 純米大吟醸 白鶴錦
  2. 東一 純米吟醸 白鶴錦
  3. 阿部勘 純米大吟醸 白鶴錦
  4. 雨後の月 純米大吟醸 白鶴錦
  5. 梅錦山川流 白鶴錦 純米吟醸
  6. くどき上手 純米大吟醸 白鶴錦33
  7. 作 純米大吟醸 白鶴錦
  8. 十四代 純米大吟醸 白鶴錦
  9. 東洋美人 純米大吟醸 白鶴錦40%
  10. 白鶴 超特撰 純米大吟醸 白鶴錦

第10位 【梅錦山川】梅錦山川流 白鶴錦 純米吟醸

梅錦 山川流白鶴錦 純米吟醸1800ml
蔵元梅錦山川(公式HP)
銘柄梅錦山川流
醸法純米吟醸
産地愛媛県
アルコール分15~16度未満
精米歩合60%
Ryuji

2016年に白鶴酒造の子会社になった梅錦山川。

雄町の山川流も非常にうまいが、白鶴錦とのコラボ酒も深みのある味に仕上がっている。


甘口だが喉元を過ぎる瞬間に感じるコクのある辛みがクセになる。


フルーティーな爽やかさと奥行きのある辛口との見事なバランス感覚は、山川流ならではの味。絶品。

第9位 【阿部勘酒造店】阿部勘 純米大吟醸 白鶴錦

蔵元阿部勘酒造店(公式HP)
銘柄阿部勘
醸法純米大吟醸
産地宮城県
アルコール分16度
精米歩合45%
Ryuji

創業が享保元年(1716年)と歴史ある阿部勘酒造店。

以前飲んだ発砲にごり酒があまりにも美味しくて、しばらくハマった過去がある私。


この白鶴錦も阿部勘らしい丁寧な作りで、飲み始めは淡麗かな?と思わせといて喉元で白葡萄のような甘酸っぱさを残して消えていく。


決して軽くないのに飲みやすく、白葡萄の余韻を求めてついつい飲み過ぎてしまう危険な酒だ。

※2024年7月現在取り扱い店舗なし。

第8位 【相原酒造】雨後の月 純米大吟醸 白鶴錦

蔵元相原酒造(公式HP)
銘柄雨後の月(うごのつき)
醸法純米大吟醸
産地広島県
アルコール分16度
精米歩合48%
Ryuji

「インターナショナルワインチャレンジ2019」銀賞銅賞

「全国新酒鑑評会」では9年連続金賞をとった人気銘柄の「雨後の月」。

雨後の月特有の「超軟水」と白鶴錦の「米の旨み」の愛称は抜群で、フルーティーでバランスの良い甘みがクセになる美味しさ。


甘すぎないのでどんな料理にも合う器用さもあわせもつ見事な一本。

第7位 【白鶴酒造】白鶴 超特撰 純米大吟醸 白鶴錦

蔵元白鶴酒造(公式HP)
銘柄白鶴
醸法純米大吟醸
産地兵庫県
アルコール分15~16度未満
精米歩合50%
Ryuji

2019年のG20大阪サミットでも提供されたことでも話題になった酒。

開栓したときは米の香りが強いが、ほんのりとフルーティーな香りもする。

一口飲むとまず米の旨みが口に広がり、飲み込む瞬間にやや辛口のピリッとした感覚が舌を刺激する。


いわゆる本格派だが決して重くはなく、上手に飲みやすくまとめた印象だ。


さすが白鶴錦を産み出した蔵元とでもいうべき安定感のある味。

※2024年7月現在取り扱い店舗なし。

第6位 【五町田酒造】東一 純米吟醸 白鶴錦

蔵元五町田酒造(公式HP)
銘柄東一(あずまいち)
醸法純米吟醸
産地佐賀県
アルコール分15度
精米歩合49%
Ryuji

東一の自家栽培の山田錦で作られた「雫搾り大吟醸」の大ファンの私。

兄弟米である白鶴錦との相性はいかに?とドキドキしながら一口。


香りは柑橘系のフルーティーな香りがしたものの、口の中に含むと一気に米の旨みが広がる壮大な世界を見せてくれる。


個人的に開栓後3日目の味が好みだった。味がマイルドになり米の甘みと酸味のバランスがとても良い。


和食・洋食なんにでも合うオールマイティーな一本。

第5位 【高木酒造】十四代 純米大吟醸 白鶴錦

蔵元高木酒造(山形県酒造組合HP)
銘柄十四代
醸法純米大吟醸
産地山形県
アルコール分15度
精米歩合45%
Ryuji

開栓したては十四代らしいフルーティーな香りがするが、口に含んだ時の甘みは果物的な甘さではなくシロップ寄りの甘さを感じる。

3日目ぐらいから徐々にフルーティーな甘さを感じるようになり、角がとれてマイルドな味を楽しませてくれる。


非常に美味しい酒だが、いつもの十四代の味を期待してる人には少し違和感が残るかもしれない。
(私は大満足)

手に入りにくいという事と、価格面を考慮して今回は5位にさせてもらった。

第4位 【新澤醸造店】あたごのまつ 純米大吟醸 白鶴錦

愛宕の松 あたごのまつ 純米大吟醸 白鶴錦 1800ml
蔵元新澤醸造店(宮城県酒造組合HP)
銘柄あたごのまつ
醸法純米大吟醸
産地宮城県
アルコール分16度
精米歩合50%
Ryuji

20代の才能ある女性杜氏の存在で注目を浴びている新澤醸造店。

究極の食中酒と呼ばれる伯楽星の3本飲み比べセットを飲んだことがあるが、3本とも感動的に美味しくてビックリした。


その新澤醸造店が作るもう一つの看板酒「あたごのまつ」と白鶴錦のコラボは繊細な味になるだろうと予想していたが・・・


実際に飲んでみると予想以上のものだった。


一口目、甘さは控え目で意外とサッパリとした印象だったが、二口三口と飲み進めるたびに米の旨み、絶妙な酸味、葡萄のような甘みが現れては消え、色々な味を楽しませてくれる。


淡麗だが奥行のある非常に美味しく、そして面白い酒である。

第3位 【亀の井酒造】くどき上手 純米大吟醸 白鶴錦33

蔵元亀の井酒造(山形県酒造組合HP)
銘柄くどき上手
醸法純米大吟醸
産地山形県
アルコール分16~17度未満
精米歩合33%
Ryuji

亀の井酒造といえば私が大好きな「ばくれん」のイメージが強いが、そのイメージで飲むと同じ日本酒とは思えない別世界の味に驚く。

やや甘口でやや淡麗。絶妙な仕上がり具合に思わずグイグイとペースが早まる。


くどき上手と白鶴錦のコラボレーションは大成功と言えるだろう。


もっと手に入りやすければ言う事ないのだが・・・

第2位 【清水清三郎商店】作 純米大吟醸 白鶴錦

蔵元清水清三郎商店(公式HP)
銘柄作(ざく)
醸法純米大吟醸
産地三重県
アルコール分15度
精米歩合50%
Ryuji

SAKE COMPETITION2019の純米大吟醸部門SILVER賞を受賞した、鈴鹿山脈の伏流水で作られる作&白鶴錦とのコラボ酒。

シャインマスカットのような爽やかな香りなので、甘いテイストをイメージしながら飲んだが・・・


良い意味で裏切られた。

甘みからの酸味、そして最後は辛みを感じつつも喉越しは非常にクリアに流れていく。なんとも不思議な酒。深旨い。


飲みすすめると次第に酸味が強く感じられるが、余韻で奥の方に甘みが残るような・・・


非常に魅力的な酒である。

第1位 【澄川酒造場】東洋美人 純米大吟醸 白鶴錦40

蔵元澄川酒造場(山口県酒造組合HP)
銘柄東洋美人
醸法純米大吟醸
産地山口県
アルコール分16度
精米歩合40%
Ryuji

根強いファンが多い東洋美人だが、かく言う私もその中の一人である

澄川社長が「白鶴錦」を使ってどんなすごい酒を作ったか、期待しながらまずは一口。

マスカット系の甘酸っぱい爽やかな味。余韻は短めだが最後に濃縮された米の旨みが口に残り、またすぐにもう一口飲みたくなる。


軽くて飲みやすいけど一本筋がしっかりしてる、とても美味しい酒。

 

Ryuji

以上です。

「白鶴錦」は非常にクオリティーが高く、まだまだ可能性を秘めてる酒米だと思いました。


今後もさらに他の蔵元とのコラボレーションが増えることを楽しみにしてます。


最後まで読んで頂きまして有難うございました。

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